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須磨学園中学校・高等学校

自分自身で進路を選択し、なりたい自分になる。そのための支援をするのが私たちの役割です。

女子校から男女共学へ、さらに中高一貫校へ。時代の変遷を見据えてグローバルスタンダードの教育方針へと大きく舵を切った須磨学園。その独創的な取り組みについて、西泰子理事長と土屋博文教頭にお話をうかがいました。

◆主体性が身につく指導法

高山―
須磨学園は、1999年に高等学校を女子校から男女共学へ移行されました。そして2004年には中学校も開校され、3年前に中高一貫の第一期生を送り出されました。中 高一貫校として、現在力を入れておられることはありますか。

西理事長―
もともと『実学』の学校で、社会で生きて行くために必要な力を養うことを標榜してきました。パソコンを使いこなす、英語を使いこなすというように今までは『手に職を』という感覚でしたが、中高一貫校になり、意欲の高い生徒が入学してくるにつれ、リベラルアーツ(一般教養科目)へと大きくシフトしました。机上の勉強だけでなく、多彩な学びを体験してほしい。そう思って始めたのが世界一周です。中学校でアジアと北米、高校でヨーロッパを訪れることでグローバルな見識を身につけるようにしています。

高山―
感受性の高いうちに異文化に触れて、世界を見る目を養うということでしょうか。

西理事長―
そうですね。特に中学生は柔軟で、文化の違いを恐れず積極的に飛び越えて行きます。また中学校の段階で異文化に触れておくと、高校のヨーロッパ研修も全然違ってきます。例えば外国の視察団が来園されたときも、子どもたちが積極的にコミュニケーションを取りますので、それもメリットかなと思います。

高山―
最近の子どもは精神面の成長に時間がかかる傾向があります。その点はどう指導されているのでしょう。

西理事長―
当校のテーマは「なりたい自分になる」ですから、行事も研修旅行の回数も多くして、自分で考えて、自分のことは自分でやるという主体性が身につくように指導しています。中学1年生のときに何もできなかった子どもが、きちんと礼儀作法を覚えたり、挨拶をしたり、大人へと成長しているのは実感しますね。

高山―
経験値を高めて、自分のやりたいことを探しなさいいうことですね。

西理事長―
だから須磨学園の教育には、一つとして正解がないのです。生徒がそれぞれ道を選びなさいという考えなので、いろんな方向に進む子どもが出てきます。私たちもより実践的な手法を教えながら、個々に手助けできるように心がけています。

◆男子も女子も伸びる校風です

佐名川―
男女共学の中高一貫校では、女子は最初成績が伸びるけれど、途中で息切れしてしまうというお話もありますが、いかがでしょうか。

西理事長―
当初は私も女子が伸び悩むかなと思っていたのですが、全然そんなことがなくて。当校の学年トップは代々女子ですから。今年も中学3年生だけが男子で、あとは全部女子。女子も男子も息切れするということはないと思います。

佐名川―
総合力がないと須磨学園には合格できませんから、当然かも知れませんね。算数の入試問題も何段階かレベルの壁があって難しいですし…。

土屋先生―
学園としては標準的な問題を出題しているつもりなのですが…。やはりちょっとひねりたくなる(笑)。この感覚はどの学校でも同じではないでしょうか。

佐名川―
国語も昨年度は記述問題が中心で、創学アカデミーでも苦労した生徒がいたようです。

西理事長―
昨年度ははりきり過ぎました(笑)。それで再検討して、来年度は記述問題を2問減らすことにしました。受験生も大変ですが、採点する先生も1人で採点しないと答えがぶれるので、結構大変なんですよ。

◆携帯電話をあえて持たせる理由

高山―
須磨学園ではTM(タイム・マネジメント)PM(プロ ジェクト・マネジメント)といったハーバードのビジネススクールをモデルにした授業を積極的に取り入れておられますし、「制携帯」も須磨学園ならではの取り組みです。そもそも制携帯導入のきっかけになったのは?

西理事長―
制携帯のコンセプトは、平成19年、文部科学省が公立の小中高の学校に携帯電話の持ち込み禁止を通達したのがきっかけです。でも、実際にアンケートをとってみると、92%もの生徒が携帯電話を所持しているんですよね。 そんな現状で禁止すれば、隠れて使われてしまう。それはよくないと考えて、危険性やルールを教えた上で正しく使わせることにしたのです。

高山―
そのための特別授業はされているのですか。

西理事長―
土曜日の午後に行っているICTの授業のときに、各教科とコンピュータ・ネットワークをコラボした形で教えています。パソコンを使って絵を書いたり、音楽を演奏したり、そのときにコンピュータのリテラシー(読み書き能力)ということで、携帯電話のマナーやエチケットなどを学んでいます。

土屋先生―
いわば教習所のようなものです。無免許で車に乗ると危ないから、先にルールやマナー、仕組みを教えるといった感じです。

◆2年後の学区再編が追い風に

高山―
2015年から始まる学区再編についてもお聞きしたいのですが、何か対策はお考えですか。

西理事長―
兵庫県の場合も、学区再編されれば東京や大阪と同じようにトップ校とそれ以外の公立高校というように二極化するでしょう。そうなれば、須磨学園は公立高校のトップ校と勝負ができないといけないし、トップ校以外なら須磨学園がいいと言ってもらわなければなりません。でも、先生も生徒も素晴らしいし、指導方法や進学実績などの土壌もすでにできているわけですから、学区再編は私たちにとって追い風になると考えています。

土屋先生―
2年後のことなので、これからががんばりどころだとは思っているのですが…。

佐名川―
最後に、須磨学園が今後目指していく学園像を教えていただけますか。

西理事長―
私学ですから、大学への進学実績は出さなくてはいけないと思っています。ただ、教師がよくて生徒がよければ実績はついてくるので、これからはやるべきことを一生懸命やれば結果は自ずと出てくると思います。今の子どもは口を開けて待っている子どもが多いのですが、社会に出たときそれではダメなんですよね。もちろん知識が豊富なだけでもダメ。自分自身が進路を選択し、なりたい自分になるために努力する。そのための支援をするのが私たち学園の役割だと考えています。

高山・佐名川―
本日はありがとうございました。

須磨学園中学校・高等学校

1922年、須磨縫製女学校を創立。1999年、須磨学園高等学校に改称し、この年男女共学へ移行。2004年には須磨学園中学校を開校。自主性の育成と実学の授業内容で、男女共学の中高一貫校として高い人気を誇る。

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